6年間使うランドセルには、ちょっとした破損や故障も多いものです。
丈夫に作られた高級ランドセルでも、
毎日の使い方次第では思わぬ壊れ方をしてしまうこともあります。
ランドセルのパーツによって、
壊れやすい部分とそうでない部分があるので、
壊れやすいパーツについては普段からよく気をつけておきたいですね。
錠前のまわりは壊れやすい?
錠前
ランドセルのふたの先に付いている、
ロックするための錠前部分は不具合が起こりやすいパーツです。
一般的なランドセルでは、マグネット+手ひねりタイプの錠前が多いですが、
毎日何度も開け閉めしているうちに回転部分が歪んでしまったり、
うまく回らなくなってしまうことがあります。
錠前がちゃんと閉まらなくなったランドセルは、
ものすごく不便なだけでなく、教材などが飛び出しやすく危険です。
個人で修理するのが難しいパーツなので、
不具合を感じたら早めに、購入したお店で見てもらいましょう。
オートロック錠前
最近のランドセルでは、錠前をひねらなくてもロックがかかる
オートロックタイプも人気です。
このタイプのものは便利な半面、万が一壊れてしまったときに
まったく開け閉めができなくなる、というデメリットもあるので気をつけたいところ。
背カンの故障に要注意
背負いベルトとランドセル本体を繋ぐ部分が「背カン」と呼ばれる金具です。
ランドセルの重量が一番集中する部分なので、
どうしても折れたり曲がったりしてしまう故障が多くなります。
子供の成長に合わせて、背カンが左右にスライドするタイプのものも多いですが、
金具が変形してスライドしなくなってしまう不具合もみられます。
ナスカンは壊れやすく作られているタイプも
ナスカンというのは、サイド部分の荷物を吊すための金具です。
最近では、子供の安全を守るために
わざと取れやすく設計している「安全ナスカン」タイプが増えてきました。
これは、主に引きずられ事故の防止が目的。
電車の扉に荷物だけはさまってしまったり、
自動車・バイクに荷物がからまってしまったような時に、
引きずられてしまわないようナスカンごと外れる仕組みになっています。
だいたい30kg以上の負荷がかかると、外れるようになっているものが多いです。
取れた安全ナスカンは、ほとんどの場合無料で修理してもらえます。