小学校へ入学すると、幼稚園のころよりも鉛筆を使う機会が格段に多くなりますし、
給食が和食の場合は基本的にお箸で食べることになります。
そのため鉛筆とお箸はどちらも入学までに正しく持てるようにしておけば安心です。
間違った持ち方をしているなら早いうちに矯正したほうが良いですが、
鉛筆やお箸を正しく持つようにするにはどのような方法があるでしょうか?
なぜ持ち方を矯正する?
鉛筆には正しい持ち方というのがあります。
自己流のほうが持ちやすい、書きやすいなどという理由から、
正しい持ち方をしていない人も少なくありませんが、
正しい持ち方をするほうがより負担も軽く、書きやすくなります。
間違った持ち方は、長時間書いていると手が疲れる、
書くときについ力が入ってしまう、指の一部だけが痛くなるなど、
手や指により負担がかかってしまいます。
そうすると苦痛が生じて、苦痛な場所をかばうようになるため、
姿勢の悪さにもつながります。
お箸の場合、自己流で間違ったお箸の持ち方をしていると当然お箸を扱いにくくなります。
食べ物をつかめないなどの理由で、
フォークのように刺して使っていては、お箸の意味もありませんし、
何より不格好です。
お箸は外国ではあまり習慣がなく、日本らしい習慣でもあるので、
日本人としてのマナーであると考えて、小さいうちに正しいお箸の持ち方を教えてあげましょう。
小さいころに正しい使い方を覚えておけば、
大人になってから恥ずかしい思いをせずに済みます。
持ち方の矯正方法
幼稚園や保育園のうちに鉛筆とお箸の正しい持ち方をマスターしているという子供も中にはいますが、
鉛筆とお箸を本格的に使うようになる小学生までに、
正しい持ち方をマスターしておくのが理想です。
正しく持てていないなら、矯正してあげましょう。
鉛筆
鉛筆の持ち方を矯正する方法として2つの方法を紹介します。
矯正器具を使う
文房具を取り扱うお店では、鉛筆の持ち方を矯正する文具が多数販売されています。
多くは鉛筆に装着するだけで使うことができるので、
とても手軽に矯正することができます。
高価なものでもなくメーカーによって形も異なるので、
何種類か試してみて一番フィットするものを使うと良いですね。
ダブルクリップを使う
もし家庭にダブルクリップがあるなら、矯正器具として代用できます。
幅19mmのダブルクリップを鉛筆の持ち手先端部分に挟み、
両側が親指と中指、クリップの上部に人差し指がくるように持つだけです。
最初は持ちにくさを感じるかもしれませんが、
クリップの硬さによって余計な力を入れずに済みます。
クリップの硬さが気になるなら矯正器具を使って、
矯正器具でもなかなか直らない場合はクリップを使ってみると良いかもしれません。
お箸
お箸の持ち方を矯正する方法として2つの方法を紹介します。
矯正箸を使う
矯正箸にも様々な種類がありますが、「エジソンのお箸」が矯正箸として広く知られています。
段階によってパーツを取り外すことができるので、少しずつ矯正していくことができます。
大人用も販売されているので、大人になってから矯正したいという人にもおすすめです。
矯正器具をお箸につけて使う
矯正箸のほか、普段使っているお箸に装着して使う矯正器具もあります。
100円ショップでも販売されているので、手軽に始めるならおすすめです。
矯正箸と、お箸に装着する矯正器具を併用して使ってみるのも良いでしょう。
基本的にお箸は鉛筆の持ち方に近い部分もあり、
鉛筆の持ち方が間違っている人はお箸の持ち方も間違っていることが少なからずあります。
そのため、鉛筆の持ち方が矯正されると自然にお箸の持ち方も矯正されやすくなる傾向にあるので、
並行して両方矯正していくのが正しい持ち方への近道かもしれません。