学童保育に入れる条件と公立と私立の費用などの違い

保育園は小学校と比べると下校時間が早いために、パパやママの仕事が終わるまでの時間、子供がすごせる学童(放課後児童クラブ)の確保は、働くママたちにとって深刻な問題です。ところが、待機児童の数は年々増え、厚生労働省は平成28年(2016年)の学童待機児童数は前年度よりも262人多い、1万7,203人と発表しました。学童の拡充が行政の課題にもなっています。

保育園と同じように、誰でも入園できるわけではなく、学童に入るにも条件があります。学童に入るための条件と公立、私立の学童の違いをまとめてみました。

働く女性に必要な学童保育について

働く女性の割合も毎年増え、様々な職種で女性も活躍しています。ただ、全ての女性が外で働くことを望みながら、男性と同じような勤務時間で働いているわけではありません。以前は、自分のキャリアや社会進出することを目標に、仕事に充実感と達成感を持って向き合っていた女性がたくさんいましたが、今は、生活のため、子供のためにパートを掛け持ちしている人も多いはずです。

そんな女性にとって、自分の子供が小学校に上がることはとてもうれしいできごとでありますが、働くママ達には小学校入学前にクリアしなくてはならない問題があります。ひとつが、放課後に子供が安心してすごせるための場所の確保です。

子供の居場所と「小1の壁」

自治体や保育園の方針によって違ってくるので、全ての保育園ではありませんが、朝7時から夜の7時まで子供を預かってくれる保育園もあり、中にはそれ以上の延長保育をしてくれる園もあります。小さい時から長時間、子供を預けることは、ママにとって切ない気持ちにもなりますが、働く現状があれば、子供は誰かに預けなくてはなりません。

朝から夜遅くまでの間、預かってくれる保育園は、働くママにとっても子供にとっても貴重な場所ですが、保育園は貴重なだけではなく、とても特別な場所であることが、入学を目の前にすると、実感するようになります。子供が成長し小学校入学を控えるころになるとクリアしなくてはならない問題が待っています。それが小1の壁です。

子供が小学生になるのは、どのパパやママにとっても感動的なことで、わが子の成長した姿にじんわり暖かものを感じるのではないでしょうか。でも、幸せ気分にひたってばかりもいられない現実が、働くママにはあります。小学校は保育園と比べると下校時間がとても短いために、放課後子供が安心してすごせる場所の確保が必要になります。

学童に入る条件

そんな時に、考えられる最良の方法が学童保育ではないでしょうか。多くの働くパパとママ、そして子供にとって必要な学童ですが、希望をすれば必ず入れるわけではありません。保育園と同じように、学童に入るためにも条件があります。

放課後、家に帰っても、保護者が仕事や病気などにより、子供を見守ることができないことを条件にしている自治体がほとんどですが、学童希望人数が多い自治体ほど、条件は難しくなり、特に母親の勤務時間は厳しくチェックされるようです。

学童は国が運営をして厚生労働所の管轄で運営されていますが、自治体によって、条件が変わってきますので、地元の役場に問い合わせをしてましょう。自治体によっては、就労証明書の提出を求めるところもあります。

細かい部分の違いはありますが、多くの自治体では、週に3回以上働いていること、一日4時間以上勤務していること、3時または4時以降も仕事をしていることを条件にしています。

求職中の場合でも、仕事をしている時の条件と同じ日数と時間を就職活動に当てていれば、申し込みをすることができます。また下の子のお産や家族の介護、就職のために学校に通う場合にも学童に入る条件に当てはまります。

学童の待機児童数が多い都道府県はどこ?

両親共に働いていて、放課後に子供がすごす場所の必要性は強まる一方です。行政も2015〜19年度までに学童に入れる児童数を30万人増やす方針を打ち出しなどの対策を打っていますが、現状に追いついていないのが現実です。そのために、特に母親が仕事をやめたり、職場を変えたりしなくてはならないケースが後を絶ちません。

2016年度の学童待機児童数は、1万7,203人いると厚生労働省が発表しましたが、実際には国が把握しきれていない子供もいるので、これ以上の待機児童がいることが予想されます。待機児童数は都市に行くと増える傾向にあり、第1位が東京都、第2位が埼玉県、第3位が愛知県となっています。

だからと言って、東京都や埼玉に学童の数が少ないのかと言うとそういうわけではありません。逆に学童の設置数を見ると、埼玉県が1位、東京都が2位になりますが、希望者数に対応が追いついていない現状には変わりありません。

保護者がひとりで子供を育てている場合、両親共にフルタイムで働いている家庭、そして子供が低学年であるほうが、学童に入れる優先順位が上がることもあるようです。

公立と私立の学童の違い

学童は正式に、「放課後児童健全育成事業」と呼ばれ、管轄は厚生労働省です。同じように学校の敷地内や児童館にあっても、行政が直接運営している学童と、民間の業者が委託を受けて対応しているところがあります。また、自治体の運営ではなく、全くの私立の学童も需要が高まっているために、その数は増えてきています。

公立の学童と民間の学童のそれぞれの特徴と、メリットデメリットをお伝えします。

公立の学童の特徴

厚生省は、学童の定員はひとクラス40名までに指導員が2人つくことを取り決めています。公立の学童でお世話をしてくれる人は、先生や保育士の資格を持っている人もいれば、教職員の資格はなくても、長年地元の学童で働いてくれてい人が受け持ってくれています。

メリット

公立の学童には、公立ならではのメリットと長年、学童を運営してきたノウハウがあります。

  • 料金が安いこと
  • 学校の敷地内や比較的側にあるので、放課後すぐに移動できること
  • 学校の校庭や遊具で遊べること

デメリット

  • ひとクラスの人数が多いので、指導員が見切れないことがある
  • カリキュラムが細かく決められていないために、勉強の時間が確保されにくい
  • 預かってくれる時間が短い

料金相場

市町村によって違いはありますが、3,000円から10,000円位で見てもらえます。

民間の学童の特徴

民間の学童保育にも様々な形態があり、保護者が集まってNPOを結成しているところや、株式会社が運営している学童など色々です。

メリット

  • 朝早くから夜遅くまで柔軟に対応してもらえる
  • 学童ですごす時間のプログラムが多彩に用意してあるので、宿題だけではなく、勉強も見てもらえる
  • 習い事や自宅への送り迎えのサービスや、夕食や入浴もできるところがある

デメリット

  • 費用が高い
  • 学校から離れている場合がある

料金相場

料金は、民間の営業になれば高くなるのはごく自然なことで、その分、内容も多彩で、学童によっては英会話のレッスンが受けられるところもあります。費用は公立と比べると大幅にアップして、10,000〜50,000が相場です。

まとめ

働くお母さんにとって、小1の壁といわれるものは、学童探しだけではありません。小学校に入ると参加することになるPTAの集まり、急な学用品の購入や長期休みに学童に持っていくお弁当など、子供のために充分なことをしてあげたいという思いと、目の前の仕事との両立に悩むお母さんは少なくありません。

重なってくる問題をひとりで抱え込まないように、上手に学童保育や地元ボランティアなどを頼って、子育てと仕事を両立していきましょう。

子供が学童で楽しい時間をすごしていれば、お母さんとしても仕事のしがいがあります。待機児童の多い市町村に住んでいる時には、早めに行政や学童に直接、相談や申し込みに行きましょう。

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