昔のランドセルと今のランドセルの違いを理解しておこう

自分たちが使っていたころのランドセルと、今のランドセルを比べてみるとずいぶんと様変わりしている様子に驚いたパパやママは多いのではないでしょうか。ランドセルは年々進化しているために、以前のものと比較してみると大きな違いがいくつもあります。

昔と今のランドセルの違いと、時代と共に変化をしてきたランドセルの歴史の紹介をします。

昔と今のランドセルの違い

以前のランドセルと比べると、今のランドセルはカラーバリエーションがとても豊富です。パパやママが小学生だったころは、黒と赤の2色が主流で、その他の色はごくごく少数派でした。そのために、今のようにどの色にしようか迷ってしまうなんてことはありません。

2001年にイオンが自社のブランドで24色のランドセルを売り出したことがきっかけとなり、色とりどりのランドセルが始まったと言われています。今は、個性豊かなランドセルが当たり前になっているので、カラーだけではなくデザインや細かい部分の付属品にいたるまで、自分好みにアレンジすることができます。

そんなランドセルの昔と今の違いは、魅力的な外観だけではなく、大きさや、重さ、部品や素材も変化を続けています。

サイズ

ゆとり教育の終わりを境にして、教科書がB5からA4サイズに大きくなり、教材の容量も増えたために、ランドセルの大きさも「A4対応サイズ」に変化しました。大きくなったのは教科書だけではなく、学校で配られるプリントも同じようにA4サイズになったために、プリントをクリアファイルにしまうと、A4対応サイズのランドセルでは、ファイルが曲がってしまいます。そのため、今ではもうひと回り大きいランドセルが主流になっています。

A4サイズのプリント入れるためのファイルが2種類あるので、「A4クリアファイル(幅22cm)対応」と「A4フラットファイル(23cm)対応」のランドセルがあります。

重さ

ランドセルは大きさやデザインが変わっているだけではなく、軽量化の技術も進歩しているために、以前よりは軽いのに、丈夫で長持ちする素材が使われるようになっています。

それなら、ランドセル自体も軽くなっていると思うでしょうが、実は全体として見てしまうとランドセルの重さは、重たくなっているようです。それは、B5サイズのランドセルと比べてしまうと、今のランドセルはひと回りからふた回りも大きいために、結果として重量は増えてしまいます。

2011年度から開始された「新学習指導要領(脱ゆとり教育)」によって、小学生では、278時間も授業料が増えたために、教科書も平均して25%ものページ数が加わりました。いくら素材自体の軽量化が進んでも、今のランドセルの重さは、昔と比べても決して軽くはありません。ただ、体に負担が掛からない様々な工夫がさえているために、実際の重さよりも、軽く背負えるようになっています。

部品

パパやママの時代は、ランドセルを閉じたら留め金を手でくるっと回して留めていました。今はその手間が掛からずに、自動で金具が回ってロックが掛かるようになっているので、閉め忘れた状態で下を向いても、中味が出てしまう心配がありません。これはものすごい技術の進化でしょう。

肩のベルトもどんどん改良され、以前は真っ直ぐだった形が体の線に合うように工夫がされています。防犯ブザーがつけられるフックが多くのメーカーで標準装備になり、そのフックに一定の負荷が掛かると自然と外れる仕組みになっています。

素材

今のランドセルの主要な素材は、クラリーノで、約70%のシェアがあるようです。クラリーノと言っても色々な種類があるために、6種類ほどに分類することができます。

ランドセルにクラリーノが使われたのは、今から50年も前の1967年ですが、しばらくの間は、牛革のランドセルが人気で、クラリーノが主流になったのはここ十数年のことです。パパやママの時代には、ランドセルと言えば、牛革で作られたものがほとんどでした。

また、背当ての部分のクッション素材もずいぶんと改良され、通気性も良くなっているので、長い時間背負っていても汗をかきにくい工夫がされてます。

ランドセルの違いまとめ

30年前と比べるとランドセルは基本の形は変わりませんが、技術の進歩と一緒に様々な変化をしてきました。機能面や背負いやすさも改良され、デザインや色などの選択肢が増えたために、メリットばかりに感じられますが、多種多様のランドセルの中からたった一つのランドセルを選ぶための判断力と決断力が必要になります。

以前とは違い、ランドセルの大きさにも種類があるために、購入をする時に、慎重に選ぶ必要もあります。クリアファイルが入ればいいのか、フラットファイルを高学年になった時に使うようになるのかは、事前に確認をして、6年間使えるものを選びましょう。

ランドセルの歩み

海外でも注目を集めている日本のランドセルは、いつ頃から小学生が使うようになったのでしょうか?パパやママが使っていたよりも、もっと昔のランドセルの歴史を紹介します。

はじまりは江戸時代末期

明治に移り変わるころになると、時代が大きく動き、海外の軍事方式も日本に入ってくるようになります。まだ鎖国中であった日本が強く影響を受けたのがオランダです。オランダの軍人が「ランセル」と呼ばれる背のうを使っていたために、明治に入ると、日本の軍隊で同じような四角い形をした背のうを使うようになりました。

元々は布で作られていたものが、明治時代になると、革製の背のうも使われるようになります。

「学習院型ランドセル」が今のランドセル第1号

今あるランドセルの原型は、学習院から始まりました。明治10年に開校した学習院は、明治18年に「学校における平等の思想」から、馬車や人力車での通学、使用人に荷物を持たせることを禁止しました。このことをきっかけにして、両手があいて、荷物が入るランセルが学校で使われるようになりました。

いわゆる背のうから箱型のランドセルが確立したのは、明治20年に学習院に入学した皇太子であった大正天皇に伊藤博文がランドセルを献上したことが起源になります。

革製のランドセルは、当時はとても高価だったために、多くの子供達は学校に行く時に、持ち物があれば、風呂敷を使っていました。高度成長期を迎える昭和30年代に入ると、少しずつ多くの人に、ランドセルが普及していきました。

100年以上たっても基本の形は変わらないランドセルですが、時代のニーズに応えながら、多くの改良がされてきました。今の時代の子供達にとって使いやすいランドセルをぜひ、探してみてください。

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