どうしてランドセルの底板は固定されていないの?

選びに選んだランドセルでも、使ってみて始めて気がつくことがあります。ランドセルの中にある底板が、どうして外れるのかは、多くのお母さんが疑問に感じることのようです。教科書やノートを取り出すと、一緒に出てきてしまうあの板は、どうして固定されていないのでしょうか?

そんなランドセルの素朴な疑問にお答えします。

ランドセルの底板について

まだまだ学年が小さいうちは、学校から戻ってくるとランドセルを逆さにして、中身を全部出してしまうこともあるのではないでしょうか。そうすると、中に敷いてあった、底板も一緒に流れ落ちてきます。出てきた底板を見て、もう壊れてしまったのではと驚く必要はありません。ランドセルの底板はどのメーカーでも固定されているもはないので、逆さにすれば、落ちてくるのが自然です。

固定をしていないのは、もちろん手抜きではなく、固定しないことによって生まれるメリットがあるために、中に入れてある状態のまま販売されています。底板は簡単に外れるものなので、中敷の機能に近いと思えばよいかと思います。

修理をする時のため

底板を外して見ると樹脂状のプレートが4ヶ所で止められているのが見えるのではないでしょうか。この留め金は、ランドセルの錠前やダマルカン(ベルトの下の部分とランドセル本体の接合部分)とつながっています。
かぶせ部分を閉めるオートロック機能やダマルカンが壊れてしまった時に、修理しやすいように、底板は固定されていません。

もし底板がしっかりと固定されてしまうと、修理をする時にとても手間のかかる作業になってしまい、時間も費用も多くかかります。修理をしやすくするために、底板は簡単に外れるつくりになっています。

底板がすぐに外れてしまい困る場合には、両面テープを使って四隅を固定しておけば、教科書の出し入れをする度に、底板が飛び出すことはありません。

掃除がしやすいため

ランドセルの底の部分はどうしても細かいゴミがたまりやすい場所です。特に低学年のころは、筆箱に鉛筆を入れずに、ランドセルにそのままいれてしまうことがあります。そうすると細かい鉛筆のカスや折れた芯がランドセルの底に落ちていきます。底板が固定さえていると、底板の間に、ゴミがたまってしまって、取りにくくなります。

この時に、底板が外れれば、きれいに掃除をすることができます。固く絞った雑巾を使えば、ランドセルの底も底板もきれいな状態に戻すります。

また、底板が弱ってしまった時には、新しいものに取り替えることもできます。底板は必ず必要な部品ではありませんが、多少の弾力があるために大きな衝撃や汚れから、ランドセルの底を守ってくれます。だいぶ薄くなってきた時にはかばん屋さんや通販で販売されていますので、探してみてください。

時には、底板を落としてしまうことがあるようです。家の中で失くしてしまったのなら、すぐに見つかるでしょうが、学校などで落としてしまうと、ほかの子供の底板と見分けがつかなくなります。他の持ち物と同じように、底板にも名前を書いておくと安心です。

長い歴史のあるランドセルには、それぞれに意味があり、いっさいの無駄がない通学かばんであると自負するかばん屋さんもいます。底板ひとつをとっても奥が深く、知れば知るほどランドセルが切磋琢磨されて作られていることがわかります。

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